不動産が売れない原因とは？具体的な物件改善案をご紹介

しかし、無計画に販売してしまうと、売れ残ってしまう場合があります。
売れ残れば悪い評価が付きやすいため注意するようにしましょう。
これから売却を考えている人に知ってほしい、「不動産が売れない原因と対策」をご紹介します。

不動産が売れない原因とは？

手持ちの不動産が売れない場合、いろいろな原因が考えられます。
最初に考えたいのは、売却価格が高すぎないかです。
とくに売り出し価格が高すぎると、売れない家や土地になってしまいます。
なぜ売り出し時の価格設定が重要なのかというと、相場より高すぎると欲しがる人が少なくなり、販売期間が長くなりやすいためです。
多くの人は、売れ残った物件という雰囲気から、購入を避ける傾向があります。
一度悪いイメージが定着してしまうと、「何かほかにも問題があるのではないか？」と思われてしまうので注意しましょう。
次に考慮したいのは、立地や物件の問題。
「駅から遠い、マンションが隣り合っており日陰になる、騒音がある」などの、環境による問題が無いか注意しましょう。
また、物件では耐震性、間取りなどの問題が挙げられます。
不動産が土地だけの場合は、軟弱地盤、土壌汚染にも注意が必要です。
土地は狭すぎても広すぎても、人気が低くなる傾向があります。
とくに問題がない物件でも売れない場合は、売主側の問題を考えましょう。
たとえば、内覧時に家が散らかっている、汚れている場合。
いくら良い家や土地であっても、雑然とした雰囲気で印象が悪くなってしまいます。
また、不動産は時期によって需要が変動するため、売り出し時期にも注意してください。
春は住み替え需要が増えますが、4～5月だとすでに新居が決まっているでしょう。
売り出し時期は、住み替え時期より早めに設定するようにしたいものです。

不動産が売れない場合の改善案

不動産が売れない場合の改善案としては、価格の見直しがあります。
まずは、周辺の売却相場を調べるようにしましょう。
相場より価格が高い場合は、値下げするとすぐに買い手が現れる場合があります。
ただし、一度価格を下げると、その後価格を上げることは難しいため、金額設定は慎重にすべきです。
周辺の物件価格と比べながら、購入者に興味を持ってもらえるような価格帯に設定するよう心がけましょう。
最初から安値で売り出したほうが早めに売れやすいですが、高値で売れる機会を逃すデメリットがあります。
どの時期に値下げに踏み切るかは、不動産会社の担当者と相談するのが最適です。
また、需要を考慮し売却時期を見直すという選択肢もあります。
売れやすいのは、2月～3月、または7月～8月です。
もし土地や物件に問題があるようなら、地質調査・地歴調査・住宅診断を利用する方法があります。

まとめ

不要な不動産を手放す場合、早めの行動が必要です。
なぜ売れないのか、またどんな部分を改善すれば売れるのか、原因から考えるとスムーズに手放すことができます。
それでも「不動産が売れなくて困っている」とお考えのかたは、相談を承りますのでお気軽に問い合わせください。