土地の相続に関するさまざまなトラブルの解決策をご紹介

土地を相続するとなると、さまざまな問題が発生するケースがあります。
相続税や登記、相続人が複数いる場合など、特に大きな資産を相続するとなるとスムーズに進まなくなる場合も多くなります。
この記事では土地の相続に関するさまざまなトラブルの解決策をご紹介しますので、参考にしてください。

相続した土地を「平等」に分割するにあたってのトラブル

特別な遺言がない限り、親が残した遺産などは兄弟などの相続人と平等に分けるべき、とされています。
金銭であれば綺麗に分割できるかもしれませんが、土地となると平等に分割するのは難しいのが実情です。
しかし、方法がまったくないわけではありません。
たとえば土地を換金してから相続人全員で分ける、換価分割という方法があります。
他にも土地を代表して一人が相続し、残りの相続しなかった方たちに代償金を支払う、代償分割という方法もあります。
相続人が「土地」という資産にこだわっていないのであれば、金銭に変えて分けるのがトラブルなく相続ができる方法です。
しかし、どうしても「土地」で相続したいのであれば、一つの土地を分筆して分ける方法もあるでしょう。
これらは相続人同士できちんと話し合いをするべきだと言えます。

相続した土地を登記しないで放置していたトラブル

相続した土地を登記せずに、そのまま住み続けていた、という場合もあるでしょう。
いざ売却したい、となっても登記していない限り、その土地を所有していることになりませんので、売却はできません。
そのため、亡くなった所有者から自分に名義変更する必要があるのです。
ただし、相続して長い期間放置していた場合は、遺産分割協議書が必要になるケースもあります。
放置していた分、面倒な手続きが増えてしまうかもしれません。

土地などの相続税を負担しなければならないトラブル

基本的には相続したら、相続税を支払う必要があります。
しかし、相続税には控除があるため、相続した財産が基礎控除額よりも低い場合は相続税は課税されません。
もちろん、相続した土地の価値が高い場合は、相続税を負担しなければならなくなります。
また、相続税は相続が発生した日の翌日から10か月以内に現金で支払う、という決まりがあります。
土地などの不動産のみを相続したとしても、相続税が課税される場合は現金の準備が必要になりますので注意しましょう。

まとめ

この記事では、土地の相続に関するさまざまなトラブルについてご紹介しました。
土地などの不動産は大きな遺産になるため、相続するときにトラブルに発展することは少なくありません。
今後起こりうるトラブルに備えて知識や情報を集めておくようにしましょう。
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