不動産売却の買取保証とは？メリットや利用できる条件をご紹介

不動産売却を検討している方のなかには、できるだけ早く売却を完了させたい事情を抱えているかもしれません。
そんな場合に利用すると便利な制度が「買取保証」ですが、これはどのような売却方法なのでしょうか。
今回は、買取保証を利用して不動産売却をおこなうメリットや、買取保証を利用するための条件などをご紹介します。

不動産売却の買取保証とは

不動産売却の買取保証とは、仲介売却で宣伝活動をおこなうことからはじめて、もしも売れなかった時に不動産会社が買取を保証してくれる売却方法です。
仲介売却の場合、一般の消費者に向けて物件を宣伝して買主を探すため、売却が完了するまでに半年～1年程度の期間がかかる場合があります。
一方の不動産買取は、仲介売却と比べて買取価格が70％程度に下がりますが、条件に合意すればすぐにでも売却が完了することが特徴的です。

不動産売却で買取保証を利用するメリット

不動産売却で買取保証を利用するメリットとして、売却期限を定めたうえで計画的に売却を進められることが挙げられます。
仲介売却にかける期限は3か月程度に定めることが一般的で、この間に売却できなかった場合は不動産買取へと移行します。
仲介買取で不動産売却する場合、売却価格に対して約3％の仲介手数料がかかりますが、不動産買取なら仲介手数料がかかりません。
また、契約不適合責任（瑕疵担保責任）が免責となり、売却完了後に損害賠償請求を起こされるリスクがないことも買取保証のメリットです。

不動産売却で買取保証が利用できる条件

不動産売却で買取保証を利用するためには、媒介契約のなかから「専属専任媒介契約」を結ぶ必要があります。
専属専任媒介契約はもっとも縛りが強い媒介契約で、個人で買主を見つけて売却することは禁じられているため注意しましょう。
また、買主が見つかる見込みのある、一定の需要がある物件でなければ買取保証には応じてもらえません。
1981年以降に建てられた新耐震基準を満たす物件や、専有面積が40㎡以上の物件など、世間的な評価の高い物件なら買取保証に対応してもらえる可能性が高いでしょう。

まとめ

不動産売却の買取保証とは、仲介売却が不調だった場合に買取へ移行できる制度です。
計画的に不動産売却を進められることや、契約不適合責任を問われないことなどがメリットになります。
ただし買取保証に対応してもらえるのは一定の需要のある物件だけなので、まずは不動産会社に買取保証が可能か問い合わせましょう。
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