不動産売却の基本!売買契約書の必要性や重要事項説明書との違いなどを解説

2023-05-02

不動産売却の基本!売買契約書の必要性や重要事項説明書との違いなどを解説

不動産売却をおこなうとき、普段は見る機会のない書類がいくつも作成されます。
そのひとつにあたる売買契約書は取引に欠かせないものなので、書類の必要性などは事前に確認したいところです。
そこで今回は、不動産売却に売買契約書が必要な理由にくわえ、重要事項説明書との違いや売買契約書のチェックポイントも解説します。

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不動産売却に売買契約書が必要な理由

不動産売却のために売買契約書が作成される理由には、まず法令の影響があります。
不動産の売買などにおいて契約が成立した際、宅地建物取引業者は書面を交付するように宅地建物取引業法37条で定められているのです。
また、売買をスムーズにしたり、トラブルを防止したりするために売買契約書が作成される意味合いもあります。
不動産は高額な資産であり、売買にあたってはさまざまな取り決めや手続きが必要です。
口約束で手続きを進めると、行き違いが生じてトラブルに発展しやすいため、対象の不動産の内容や契約の条件などが書面にまとめられるのです。

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不動産売却時に作成される売買契約書と重要事項説明書の違い

不動産売却にあたっては、売買契約書と同時に重要事項説明書も作成されるのが通例です。
両者の内容には重複する部分もありますが、一般的に重要事項説明書のほうが細かい条件を多数載せています。
具体的には、売買契約書の記載事項にくわえ、登記簿の情報や私道に関する負担、インフラの整備状況など、さまざまな情報が記載されています。
一方の売買契約書に載っているのは、不動産に関する記載、売買の代金と支払い方法などの情報、特約事項の3点です。
なお、特約事項とは売買契約書と重要事項説明書のどちらにも追記できる項目で、売買にあたっての注意事項や特別な取り決めなどが記載されます。

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不動産売却における売買契約書のチェックポイント

売買契約書のチェックポイントはいくつもありますが、たとえば手付金に関する条件はもれなく確認したいところです。
金額や支払い期日が間違っていないかなどをチェックしておくと、以後の手続きで困りにくいでしょう。
また、不動産の所有権は登記で変更するものであり、登記費用の負担者が誰になっているかも確認しておくと安心です。
このほか、買主が住宅ローンを利用する予定なら、ローン特約を契約に盛り込むのが一般的です。
ローン特約がないと買主とトラブルになりかねないので、売主としてもご注意ください。

まとめ

不動産売却における売買契約書は、法令の規定を満たしたり、トラブルを防いだりするために作成されます。
同時に作成される重要事項説明書との違いは記載される項目にあり、重要事項説明書には細かい内容が記されます。
売買契約書を見るときは、手付金に関する条件などを確認すると良いでしょう。
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